
就任会見で抱負を述べる新潟地裁の松村徹所長=6月11日、新潟県新潟市中央区の新潟地裁
新潟地方裁判所の松村徹所長(61)は6月11日、新潟県新潟市中央区の新潟地裁で、5月24日の就任後初の記者会見を開いた。「質の高い司法サービス、司法機能を提供できるよう地域や関係機関とのつながりを大切にしていく」と抱負を述べた。
松村所長は石川県出身。京大卒業後の1989年、裁判官になった。福島家裁の所長、最高裁家庭局など長く家裁や民事分野を歩んできた。前任は名古屋高裁部総括判事。
新潟県勤務は初めてで、県内の刑事、民事事件について「高齢者が被害に遭うような詐欺事件がやや多い印象だ。社会的、全国的に注目を集める訴訟も多数継続している」と語った。
今年で導入15年を迎えた裁判員裁判を巡っては「...
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