
上品な甘さと雪のような口溶けが人気の越乃雪=長岡市柳原町
6月16日は「和菓子の日」。仁明天皇の御神託を由来とし、健康招福を願う行事として受け継がれた「嘉祥」にちなみ、全国和菓子協会が1979年に制定した。城下町だった新潟県長岡市には、かつて長岡藩に納められた和菓子が今も市民に愛されており、地域それぞれになじみの銘菓もある。柏崎市では、14日から16日まで行われた「えんま市」で、笹団子を食べる風習がある。地域に息づく伝統和菓子を紹介する。
[地域に息づく伝統和菓子@柏崎市]「和菓子の日」の6月16日といえば「えんま市」…といえば笹団子!
◆はかなく上品な口溶け「越乃雪」
口に入れると甘さが広がり、すっと溶けてなくなる。長岡市柳原町に本店を置く「越乃雪本舗大和屋」の「越乃雪」には、白く...
残り1601文字(全文:1901文字)