長岡空襲の体験者が描いた絵の展示=長岡市城内町2
長岡空襲の体験者が描いた絵の展示=長岡市城内町2

 1945年8月1日の新潟県の長岡空襲を経験した市民が描いた絵画が23日まで、長岡市城内町2の長岡戦災資料館で展示されている。焼夷(しょうい)弾の降る中を逃げる人々や、焼け野原となった市街地の様子など、56点を展示している。

 空襲の記録はモノクロ写真しかないため、カラー作品で次世代に空襲を分かりやすく伝える目的で、資料館が絵を募集。126点が集まり、2006年から毎年、空襲体験画展を開いている。

 作品には体験談が添えられている。空襲当時15歳だった男性は、炎の中で助けを求めてすがってきた人を振り切って逃げた自身の体験を描き、後に悔やんだことをつづっている。

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