
花角英世知事に作品「バード」を説明する佐藤賢太郎さん(左)=新潟県庁
新潟県阿賀町豊実在住の彫刻家、佐藤賢太郎さん(75)が、県庁で花角英世知事と面会し、「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録を応援する作品を寄贈した。佐渡金山は7月に登録の可否が審議される予定で、悲願達成へ大詰めを迎えている。作品を通じて金山を後押しする願いを込めた。
作品名は「バード」。佐渡金山のシンボルである「道遊の割戸」をかたどった石の上に、佐渡の象徴であるトキをイメージした安山岩を載せ、金粉をちりばめた。波紋をイメージした模様も入れ、波が広がり世界遺産登録が実現するまで「あともう一歩」との思いを表した。
佐藤さんは6月11日に県庁を訪れ、花角知事に作品の特徴や込めた思いを説明した。...
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