片山外装が県内で初めて導入した外壁材のプレカットシステム=燕市井土巻4
片山外装が県内で初めて導入した外壁材のプレカットシステム=燕市井土巻4

 新潟県柏崎市茨目で外装工事を手がける片山外装は、住宅の外壁材をあらかじめ工場で加工するプレカットシステムを、県内で初めて取り入れた。7000万円を投じて新潟県燕市に専用工場を設け、大型設備を導入した。通常は建築現場で行う外壁材の加工を工場で済ますことで、騒音や廃材の発生といった課題の解消を図るとともに、品質の安定化や工期の短縮を見込む。営業エリアの拡大とプレカットの受託も目指している。

 片山外装は2008年に、柏崎市出身の片山拓哉社長(42)が創業した。ハウスメーカーを通じて、新築やリフォーム住宅向けに、年間120棟以上の外装工事を手がけている。23年12月期の売上高は約3億3千万円。

 外壁...

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