
神輿の迫力ある「あおり」や、太鼓と笛の音色が通りを活気づけた出雲崎大祭=出雲崎町の旧北国街道沿い
海上安全を祈願するお祭りとして300年以上続く出雲崎大祭が6月17日、新潟県出雲崎町の海岸部で開かれた。威勢の良い「わっしょい」というかけ声や、太鼓と笛の音色が響き、町全体が熱気に包まれた。
出雲崎大祭は、江戸時代中期に良寛の生家で地元の名主、橘屋山本家が石井神社(出雲崎町石井町)で行った神事が起源とされる。毎年6月17日に開催している。
町内の小中学校は休校となり、子どもも大人も祭りに参加した。町外の有志も、みこしの担ぎ手を担った。
山本家跡地の良寛堂を出発した大人のみこし「本神輿(みこし)」を、白装束の男性たちが担いで街道沿いを練り歩き、上下に大きくみこしを揺らす「あおり」を披露した。
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