
ノジコの会が始めた常閑古道の復元作業。ルート上の低木の伐採や草刈りをした=三条市月岡
新潟県三条市月岡から下大浦にかけての丘陵地帯(通称・道心坂)を整備しているグループ「ノジコの会」が、かつて往来に使われた旧道の復元作業を始めた。江戸期に道を切り開いたとされる人物の名にちなみ「常閑(じょうかん)古道」と名付けた。5年ほどかけて約650メートルを整備し、一般の人が散策できるようにしたい考えだ。
ノジコの会は、緑豊かな地域づくりのために有志が2000年に立ち上げ、道心坂林道のオオヤマザクラ並木を再生保全してきた。道心坂にある江戸期の建造物「長屋門」の修繕にも携わっている。
常閑古道の整備は、これらに続く三つ目の取り組みだ。ノジコの会によると、道心坂には常閑という名の道心者(仏道に...
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