
百八灯を前に坂戸山へ登って準備をする地元有志ら=6月26日、南魚沼市坂戸
新潟県南魚沼市の坂戸山(634メートル)の尾根をろうそくの火で彩る伝統の山開き行事「百八灯(ひゃくはっとう)」を前に、6月26日、地元有志らが準備作業を行った。多くの人に初夏の訪れを感じてもらおうと、登山道脇にろうそくをともす支柱を立てて、30日の点火に備えた。
坂戸山の百八灯は、地域の五穀豊穣や無病息災を祈る神事として約400年前に始まったといわれる。担い手不足で20年ほど中止したが、2011年に復活。2024年は地元企業や個人らから280本のろうそくが集まった。
事前準備には、実行委員会の六日町観光協会の職員や地元有志5人が参加。薬師尾根コースの登山道約1・6キロを登りながら、約7メート...
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