
北前船で運ばれた石灯籠を前に、市職員の解説を聞く参加者=6月23日、上越市中央3の金刀比羅神社
北前船の寄港地として栄えた新潟県上越市の直江津地域を巡る催しが6月23日、開かれた。参加者は北前船の船頭らの信仰を集めた八坂神社や、阿波国(徳島県)の藍商人が寄進した石灯籠とちょうず鉢が残る住吉神社などを巡り、かつてのにぎわいに思いをはせた。
上越市教育委員会が主催した。上越市は2018年に、文化庁の日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間〜北前船寄港地・船主集落〜」に認定された。
この日は、上越市職員の案内で、八坂神社や北前船の船主が船絵馬を奉納した日野宮神社、上越市文化財の旧直江津銀行「ライオン像のある館」など7カ所を巡った。
北前船で運ばれた石灯籠が残る金刀比羅神社では、尾道(広...
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