新潟県労働金庫(新潟市中央区)が6月25日発表した2024年3月期決算は、一般企業の売上高に当たる経常収益が前年比1・6%増の107億8200万円、純利益は1・9%増の17億6400万円だった。有価証券利息配当金が増加し、5年ぶりに増収増益となった。

 3月末の貸出金残高は、1・4%増の3824億円。新設住宅着工戸数が減少する中、他金融機関からの住宅ローンの借り換え専用商品を新設。物価高に対する家計の見直しなどを提案し、融資を拡大した。利回りは低下し、貸出金利息は2500万円減少した。

 経費削減などに取り組む地域金融機関を支える日銀の制度が終了し、労働金庫連合会を通じて受け取る特別利息相当額が...

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