男子走り高跳び決勝 2メートル15を2回目でクリアした長谷川直人=デンカビッグスワン
男子走り高跳び決勝 2メートル15を2回目でクリアした長谷川直人=デンカビッグスワン
男子走り高跳び決勝 2メートル25を3回目連続で失敗し、天を仰ぐ長谷川直人=デンカビッグスワン

 [陸上日本選手権・6月30日]五輪をたぐり寄せるジャンプを失敗すると、雨にぬれたフィールドに倒れ込んだ。男子走り高跳びの長谷川直人(サトウ食品RC・新潟市北区出身)は4位に終わった。パリへの可能性は残っているが、「地元でいい結果を出したかった」と悔しがった。

 跳べば、パリ五輪の切符に大きく近づく2メートル25の3回目。観衆の力を借りようと、人生で初めて手拍子を求めた。しかし、助走前から「跳べないだろうなと思ってしまった」。悪い予感が当たってしまった。

 この日は全ての高さで1回目を失敗。好記録を狙うため、通常より踏み切りを50センチ手前にしたが、助走速度が上がらなかった。

 体調も万全ではなかっ...

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