院内のラウンジで開院への思いを話す院長の八幡夏美さん=長岡市稲葉町
院内のラウンジで開院への思いを話す院長の八幡夏美さん=長岡市稲葉町

 新潟県長岡市稲葉町に分娩(ぶんべん)を扱う「八幡産科婦人科医院」が、7月1日に開院する。現在、市内にお産ができる医院はなく、長岡赤十字、長岡中央綜合、立川綜合の3病院だけが対応している。県によると、市内で分娩可能な医院は7年ぶりとなる。

 長岡市内では2017年、分娩に対応していた唯一の医院が受け入れを中止し、医院でお産ができない状況が続いていた。

 八幡産科婦人科医院は、市内出身で産婦人科医の八幡夏美さん(38)が院長を務め、夫で同じく産婦人科医の哲郎さん(59)と共に診療する。夏美さんは「地元で一人でも多くの出産に関わることで、地域のお産を支えていきたい」と意気込みを語る。

 夏美さんは長岡赤...

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