
空襲に関する資料などを展示する「平和展」=上越市本城町
戦争の悲惨さと平和の大切さを考える「平和展」が、新潟県上越市本城町の小川未明文学館(高田図書館内)で開かれている。空襲をテーマにした写真や資料が展示され、空襲の実態や当時の生活の様子などを伝えている。
平和展は上越市が毎年この時期に開いている。展示室には長岡市など全国各地の空襲被害のほか、大型戦略爆撃機B29や焼夷弾の子弾の模型、防空頭巾などが並んだ。直江津空襲の様子や、広島で2歳の時に被爆し10年後に白血病で亡くなった佐々木禎子(さだこ)さんの一生も紹介している。
B29の模型などの資料を提供した上越市板倉区の浄光寺前住職、平田真義(しんぎ)さん(72)は「多くの犠牲の中に日本の平和がある...
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