多くの家屋が倒壊した中越沖地震=2007年7月16日、柏崎市
多くの家屋が倒壊した中越沖地震=2007年7月16日、柏崎市

 新潟県の柏崎市と刈羽村で最大震度6強を観測し、計15人が亡くなった2007年の中越沖地震2007年7月16日、新潟県の上中越沖を震源として発生した地震。新潟県内では柏崎刈羽原発が立地する柏崎市と刈羽村のほか、長岡市で震度6強、上越市や小千谷市、出雲崎町で震度6弱を観測した。この地震の影響で柏崎市と刈羽村で計15人が亡くなった。から、7月16日で17年となる。地震前に比べ、柏崎市の人口は約1万7千人減少。中越沖地震を知らない子どもたちも増えている。教育現場などで、災害の記憶や教訓をどう伝えていくかが課題となっている。

 中越沖地震では県内で2316人が重軽傷を負い、全壊1331棟を含む4万4318棟の住宅が被災するなど大きな被害が出た。

 市は...

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