
田尻小学校の親子防災学習。中越沖地震を経験していない子どもたちが、防災工作に取り組んだ=柏崎市安田
2007年の新潟県中越沖地震2007年7月16日、新潟県の上中越沖を震源として発生した地震。新潟県内では柏崎刈羽原発が立地する柏崎市と刈羽村のほか、長岡市で震度6強、上越市や小千谷市、出雲崎町で震度6弱を観測した。この地震の影響で柏崎市と刈羽村で計15人が亡くなった。から、7月16日で17年となる。教育現場では、子どもたちは地震後に生まれており、直接経験していない教員も増える中、防災教育をどう展開するかが課題になっている。被災した柏崎市では、保護者が親子学習を企画して防災を啓発。教員をサポートしようと、市の中越沖地震メモリアル施設「市民活動センターまちから」(西本町)が、防災教育の手引書をまとめた。次世代を担う子どもの防災意識を高め、...
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