
鶴巻三郎さんの「春よ来い」など4作品を三条市に寄贈した娘の純子さん。右は滝沢亮三条市長=三条市役所
人形工芸作家で新潟県三条市名誉市民の鶴巻三郎さん(1908〜2005年)の作品4点と三郎さんの胸像(銅像)を、娘の純子(よしこ)さんが、7月20日に開館する市歴史民俗産業資料館別館「ほまれあ」(三条市元町)に寄贈した。
三郎さんは、和紙を原料にした紙塑(しそ)人形で独自の表現を確立し、高い評価を得た。
作品4点は紙塑人形の「春よ来い」、初の日展特選を受賞した代表作「せんこはなび」、「五月晴」と、大きな掛け軸の書「鶴」。純子さんが市内の自宅で保管していた。胸像は、彫塑家でもある純子さんが制作した。いずれも、ほまれあの展示スペースに飾られる。
市役所で7月上旬、滝沢亮市長に目録を手渡した純子さん...
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