味方中学校の生徒の前で多様性について話すJICAの中村史さん=7月10日、新潟市南区味方
味方中学校の生徒の前で多様性について話すJICAの中村史さん=7月10日、新潟市南区味方

 新潟市南区の味方中学校で7月10日、JICA(国際協力機構)の中村史(ふみ)さんが多様性をテーマに講演を行った。全校生徒115人を前に、「違いを否定せず、理解し合うためにできることを考える過程で社会は強くなる」と語りかけた。

 講演会は、生徒に広い視野で考える力を身につけてもらおうと同校が企画した。中村さんはJICA新潟デスク(中央区)の国際協力推進員。これまでにペルーなどで、主に農業や環境分野の国際協力に携わってきた。

 中村さんはさまざまな国の人と働いた中で、文化の違いに直面することもあったと話した。違うこと自体を否定するのではなく、そこから生じる不都合に目を向けて解決のために行動する過程が...

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