
被爆者の手記や詩の朗読に耳を傾ける岡方中学校の生徒=新潟市北区太子堂
新潟市北区の岡方中学校で被爆体験記の朗読会が開かれた。生徒は広島から訪れたボランティアが朗読する被爆者の手記や詩に耳を傾け、原爆被害や平和について考えを深めた。
朗読を行ったのは、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館のボランティア、桂幾子(かつらいくこ)さん(64)と瀬藤洋子(せとうようこ)さん(63)。全校生徒約80人が参加した。
7月9日の会で生徒らはまず、原爆が投下されて広島の人々や街が受けた被害を記録した動画を鑑賞した。さらに、桂さんと瀬藤さんが被爆者の手記や詩を朗読。桂さんは「被爆者が残した記録には、同じことを繰り返さないようにという思いが詰まっている」と呼びかけた。
生徒全員が被爆者...
残り196文字(全文:496文字)