
長岡空襲で父を失った曽山良治さんが体験を語った追慕の集い=7月7日、長岡市城内町2
1945年8月1日の長岡空襲の犠牲者をしのぶ「長岡空襲殉難者追慕の集い」が7月7日、長岡市城内町2の長岡戦災資料館で開かれた。遺族の体験談を聞き、平和の尊さをかみしめた。
長岡空襲では、1945年7月20日に投下された「模擬原爆」と合わせ1488人の尊い命が奪われた。
追慕の集いには約70人が参加。黙とうをささげ、空襲で父を亡くした曽山良治さん(82)=長岡市=の話に耳を傾けた。
当時3歳だった曽山さんは8月1日、疎開先の中魚沼郡下条村(現十日町市)で、家業を気にかけて1人長岡へ戻る父を見送った。数日後、胸のポケットに貯金通帳が入った父の遺体が見つかった。
曽山さんは戦禍の記憶を思い起こし、...
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