8月から医療的ケア児のレスパイト入院の受け入れを始める県立坂町病院=村上市下鍜冶屋
8月から医療的ケア児のレスパイト入院の受け入れを始める県立坂町病院=村上市下鍜冶屋

 障害のある子の在宅ケアに当たる保護者らが休息を取れるようにするため、新潟県立坂町病院(村上市下鍜冶屋)は8月から、子どもを預かる「小児レスパイト(小休止)入院」の受け入れを始める。県内の新発田市以北の地域では、初めての取り組みとなる。

 日常生活で医療的な介助が必要な「医療的ケア児胃にチューブで栄養を送る経管栄養や、気管切開に伴うたんの吸引、人工呼吸器装着などの医療行為が日常的に必要な子ども。医療技術の発達に伴って新生児集中治療室(NICU)で救命される例が増え、近年、増加傾向にある。自宅で暮らす医療的ケア児は、全国に約2万人いると推計されている。心身障害があるケースもあり、症状は一人一人異なる。」は増加傾向にあるが、県内では一時預かりの施設は多くない。特に新発田市以北は、日帰りのデイサービスは数カ所で受け入れがあるものの、...

残り624文字(全文:830文字)