佐渡歴史伝説館のセレクトコーナーに並ぶ、けさにゃんの土人形と、制作に携わったスタッフの臼杵景子さん=佐渡市真野
佐渡歴史伝説館のセレクトコーナーに並ぶ、けさにゃんの土人形と、制作に携わったスタッフの臼杵景子さん=佐渡市真野

 新潟県佐渡市真野の観光施設、佐渡歴史伝説館が、島内産のお土産づくりや情報発信に力を入れている。第1弾として、佐渡おけさの伝説にちなんだ猫の土人形を制作。「お土産コンシェルジュ」によるお薦めのセレクトコーナーも新設し、島全体の盛り上げに一役買っている。

 猫の土人形は、佐渡歴史伝説館で2023年春に誕生したマスコットの「けさにゃん」をかたどった。瞳や頭に佐渡島のマークが付いた猫で、売店の各所にイラストが飾られている。諸説ある佐渡おけさの由来から、猫が「おけさ」と名乗る女性に化けて踊り、飼い主が営むそば屋を繁盛させた伝説に着目した。

 けさにゃんを描いたスタッフの臼杵景子さん(45)は、もう一歩進め...

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