大谷ダム上流域の荒廃対策を要望する関係者=南魚沼市美佐島
大谷ダム上流域の荒廃対策を要望する関係者=南魚沼市美佐島

 2011年の新潟・福島豪雨以降、新潟県三条市の大谷ダム上流側の地域で土砂が流出し、ダムへの流入などが続いていることに対して、新潟県と、地元の水道や漁業の関係団体が、森林管理者に荒廃対策を要望した。

 大谷ダムは下田地域の五十嵐川上流にある。森林管理者の林野庁関東森林管理局中越森林管理署が荒廃した林野の復旧事業を進めているが、水の濁りなどの原因になる土砂流出が現在も続いている。

 要望したのは県三条地域振興局と、三条地域水道用水供給企業団(企業長・滝沢亮三条市長)、五十嵐川漁業協同組合。振興局の渋谷美浩局長、企業団の坂井高志事務局長、漁協の飯塚喜一代表理事組合長らが、南魚沼市美佐島の中越森林管理署...

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