「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」(新潟県佐渡市)の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録が決まった。登録決定に先駆け、来訪者の増加を見据えた佐渡市による2次交通対策の三つの取り組みが7月26日に始まった。初日の利用は振るわなかったが、関係者は利用客増に向けて情報発信に注力する考えだ。

 対策の一つ目は、一般ドライバーが自家用車を使い有料で客を運ぶ佐渡市の実証調査事業「佐渡版ライドシェア」。タクシーが呼び出しに対応できない場合、事前登録した一般ドライバー10人が対応する。...

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