富澤慎選手のレースを見守る父仁さん(左)と、母幸恵さん=7月29日、マルセイユ
富澤慎選手のレースを見守る父仁さん(左)と、母幸恵さん=7月29日、マルセイユ

 【マルセイユ(フランス)=渡辺伸也本社記者】パリ五輪のセーリング男子iQフォイル級に出場している富澤慎選手=トヨタ自動車東日本・新潟県柏崎市出身=(40)の両親が、柏崎市から会場のマルセイユに駆けつけ声援を送っている。地元の海で息子にセーリングを教え、ともに楽しんできた父仁さん(68)は「メダルシリーズに残ってもらい、騒ぎたい」と笑顔を見せた。

 2012年のロンドン五輪以来の現地観戦。7月29日はレース直前に富澤選手と会い、激励したという。この日は1レースを行い6位。海上遠方のレースだったため、その活躍を肉眼では見られなかったが、スマートフォンで展開を確認しながら好発進を喜んだ。

 仁さんは、...

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