
「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録を祝って展示している金と銀の錦鯉=小千谷市城内1
「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」(新潟県佐渡市)の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録を祝い、小千谷市城内1の「錦鯉の里」で、金色の錦鯉「山吹黄金」と銀色の錦鯉「プラチナ黄金」の展示を始めた。小千谷市は今秋、この金と銀の錦鯉を佐渡市にも贈ることにしている。
錦鯉の里では、「祝世界遺産登録」のプレートが付いた幅1・2メートルほどの水槽を設けた。体長25センチほどの錦鯉計7匹が泳ぎ、来場者の目を楽しませている。
小千谷市は、登録を祝って、同じ品種の錦鯉を佐渡市に贈ることを決めた。受け入れ態勢が整う9月下旬から10月ごろ、計20〜30匹を届ける予定だという。
市錦鯉戦略室長の大平直豊(なおと)さん(48)は「錦鯉にも佐渡にも...
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