「佐渡島(さど)の金山」の世界文化遺産登録を祝うイベントが8月3、4の両日、新潟県佐渡市内3地区で行われた。構成資産である鶴子(つるし)銀山と西三川砂金山の麓や、江戸時代に金銀の積み出し港として栄えた小木地区で、住民らが伝統芸能やパレードを楽しみ、悲願実現をかみしめた。
1日に相川地区を皮切りに始まったリレー祝賀イベントの一環として市が主催した。

鶴子銀山の麓の沢根地区では3日午前、河原田小児童らによるマーチングパレードでスタート。力強い鬼太鼓や伸びやかな歌声の民謡が会場の漁港を彩った。
旧沢根小卒業生でもある佐渡市の女性(21)は「小学校で鶴子銀山について学んでいたのでようやく世界遺産にな...
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