模型を使った実験で液状化現象を学んだ親子防災教室=7月30日、上越市板倉区猿供養寺
模型を使った実験で液状化現象を学んだ親子防災教室=7月30日、上越市板倉区猿供養寺

 地滑りの歴史や防災技術を紹介する新潟県上越市板倉区猿供養寺の「地すべり資料館」で防災教室があり、約30人の親子が参加した。地震による液状化現象のメカニズムを実験で理解し、自然災害の脅威を学んだ。

 県妙高砂防事務所の職員が講師を務め、能登半島地震では上越市で津波を観測し、新潟市西区を中心に液状化現象が発生したと説明。自然災害は身近に起きると注意喚起した。

 続いて、液状化現象の仕組みを知るため、プラスチックの箱に水を混ぜた砂を敷き、その上にミニチュアの建物などを並べて震動を加える実験を行った。子どもたちが箱に振動を伝える板をたたくと、水が表面に出て砂が沈み、建物が傾斜。「おお」と声が上がり、驚い...

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