「大の阪」を踊る住民ら=8月14日、魚沼市堀之内
「大の阪」を踊る住民ら=8月14日、魚沼市堀之内

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている新潟県魚沼市堀之内地域の盆踊り「大(だい)の阪(さか)」が8月14日夜、八幡宮境内で始まった。浴衣姿の住民らが輪になり、ゆったりとした優美な踊りを披露した。

 三国街道の宿場町だった堀之内は江戸時代、越後縮の集散地として栄えた。大の阪は縮商人によって京阪地方からもたらされたとされる。2022年、全国41件の民俗芸能「風流踊(ふりゅうおどり)」の一つとして文化遺産に登録された。

 この日は、哀調を帯びた節回しと笛、太鼓が境内に響く中、住民や帰省客ら50人前後がやぐらの周りで踊りの輪を広げた。見学していた子どもたちも加わり楽しんでいた。

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