会見で、佐渡金山での「強制動員」の明示を訴える韓国の国会議員ら=8月15日、国会
会見で、佐渡金山での「強制動員」の明示を訴える韓国の国会議員ら=8月15日、国会

 新潟県の「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」が世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。に登録されたことを受け、韓国の国会議員5人が8月15日、東京都内で記者会見し、日本側に佐渡金山で戦時中に朝鮮人の「強制動員」があったことを認め、明示することなどを求める考えを示した。

 来日したのは韓国の野党3党の国会議員ら。強制動員の明示のほか、佐渡市の相川郷土博物館に設置された朝鮮半島出身労働者についての展示を佐渡金銀山ガイダンス施設「きらりうむ佐渡」に移すことと、...

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