相川郷土博物館に新設された朝鮮半島出身労働者関連の展示＝７月２８日、佐渡市相川坂下町
相川郷土博物館に新設された朝鮮半島出身労働者関連の展示＝７月２８日、佐渡市相川坂下町
相川郷土博物館で、公開が始まった朝鮮半島出身労働者関連の展示に合わせ、来場者に配布される地図

　「佐渡島（さど）の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」が国連教育科学文化機関（ユネスコ）の諮問機関・国際記念物遺跡会議（イコモス）1965年に設立した国際非政府間組織（NGO）。文化財の保存、修復、再生などを行う。ICOMOS（イコモス）は「International Council on Monuments and Sites」の略語。ユネスコ世界遺産委員会の諮問機関として、文化遺産に関する推薦資産の現地調査を担う。その内容を踏まえ、世界遺産委員会に対して評価結果を勧告する。勧告は「記載」（世界遺産一覧表に記載するもの）、「情報照会」（追加情報の提出を求めた上で次回以降に再審議するもの）、「記載延期」（より綿密な調査や推薦書の本質的な改定が必要なもの）、「不記載」（記載にふさわしくないもの）の4区分。本拠地はパリ。から、「全体の歴史」の説明・展示戦略を求められていたことを受け、新潟県佐渡市の相川郷土博物館で７月２８日、朝鮮半島出身労働者に関する展示が始まった。

　「佐渡島の金山」は江戸時代までの資産を世界遺産として推薦したが、韓国は戦時中に朝鮮半島出身者の強制労働があったとし、江戸期に限らない「全体の歴史」の...

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