
健診の待ち時間に積み木で遊ぶ親子ら=十日町保健センター
幼児期から地元の木材に親しんでもらおうと、新潟県十日町市は市内の赤ちゃんへ地元のスギを使った積み木を贈る取り組みを始めた。手触りや香りなどを感じてもらい、木に親しむ「木育」の一環。保護者にも市の林業振興事業への理解を深めてもらいたい考えだ。
十日町市の1歳6カ月児健康診査の受診者に8月7日から贈り始めた。既に受診した対象者には郵送する。2024年度は約200人が対象。積み木「すぎっこKIKKI」は、魚沼木材協同組合が製作。職人が丁寧に面取りし、やすりをかけ、スギ本来の優しい香りが感じられる。1セット15個。
8月7日に十日町市の保健センターで行われた健診では、関口芳史市長が手渡した。親子らは...
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