食物アレルギーの予防や緊急時の対処方法などを学んだ研修会=7月24日、上越市役所
食物アレルギーの予防や緊急時の対処方法などを学んだ研修会=7月24日、上越市役所

 新潟県上越市内の認定こども園で6月に食物アレルギー事故が発生したことを受け、市は7月24日、認定こども園や保育園の園長らを対象にしたアレルギーに関する研修会を開いた。約70人が参加し、予防や緊急時の対処方法などを学んだ。

 6月の事故では園が鶏卵を含む洋菓子を出し、園児1人が腹痛を訴えた。担当者が誤って仕入れ、提供前の確認も不十分だった。

 研修会の講師はアレルギー専門医の「小児科すこやかアレルギークリニック」の田中泰樹院長。予防策として「幼い段階から卵など原因となりうる物質を少しずつ食べさせていくことが大切だ」と解説。アレルギーと診断された場合には「年齢が上がるほど治りにくくなる」として、早期...

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