県の保育体験事業で園児と触れ合う高校生=新潟市中央区新光町
県の保育体験事業で園児と触れ合う高校生=新潟市中央区新光町

 保育の仕事の魅力を伝えようと、新潟県は8月、県内の高校生と中学生向けに保育体験事業を行っている。8月8日には新潟市中央区の新光町保育園に高校生2人が訪れ、保育士に教わりながら園児と触れ合った。

 県によると、県内では慢性的な保育士不足が続き、特に保育士を育てる県内の大学や専門学校などの入学者が近年は減少傾向だ。2016年度は664人いたが、17年度以降は550人前後で推移している。

 このため県は、進路を考える中高生向けの体験事業を19年度から行っている。新型コロナウイルスの影響で一時中断したが参加者は年々増加し、24年度は計94校の604人が参加する。

 8月8日は万代高2年の女子生徒2人が、年...

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