柿崎高校テニス部OB会の最後の会であいさつする元顧問の関沢敏美さん=上越市
柿崎高校テニス部OB会の最後の会であいさつする元顧問の関沢敏美さん=上越市

 2008年に閉校した旧柿崎高校(新潟県上越市柿崎区)のテニス部OB会が、市内のホテルで最後の会合を開き、活動に幕を下ろした。県内外から卒業生や元顧問ら約90人が参加。大勢の選手を全国大会に送り込んだ部活への名残を惜しんだ。

 柿崎高テニス部は、旧柿崎町がテニスの会場となった1964年の新潟国体に向け、地元から選手を出そうと62年に創部した。1年目からインターハイに出場し、新潟国体でも3選手が活躍。その後も「テニスの町柿崎」の象徴的存在として多くの選手がインターハイや国体で上位に進出し、男女計366人が卒業した。

 OB会は93年に発足し、現役部員の練習相手をしたほか、地元でジュニア世代の指導や普...

残り404文字(全文:704文字)