
パリ・パラリンピックの代表選考会で取材に応じる石浦智美=3月、静岡県富士市
8月28日に開幕するパリ・パラリンピックまであと1週間。唯一の新潟県勢として、競泳の石浦智美(36)=上越市出身、伊藤忠丸紅鉄鋼=が出場する。個人では視覚障害が最も重いクラス(S11)の50メートル、100メートル自由形、100メートル背泳ぎの3種目に挑む。2大会連続出場となるベテランは「自己ベストを出せればメダルも見えてくる」と話し、最も得意とする50メートル自由形で表彰台を狙う。
先天性の緑内障などで生まれつきの視力は0・01ほど。ぜんそく気味だった体を強くしようと医師のすすめで2歳ごろに水泳を始め、上越市立北諏訪小4年から競技として取り組んだ。
パラ五輪初出場の東京大会では、全3種目で...
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