
岸田文雄首相の自民党総裁選への不出馬表明を受け、総裁選後の早期に衆院解散・総選挙が行われるとの観測が強まっている。迫る決戦に向け、新潟県内でも候補予定者の動きが活発化している。政局の夏を追った。
衆院新・新潟4区長岡市、小千谷市、見附市、柏崎市、出雲崎町、刈羽村は旧5区の旧長岡市や小千谷市、旧2区の柏崎市、旧4区の見附市などで構成する。前回衆院選の旧5区でぶつかった前知事で立憲民主党の現職米山隆一氏(56)=旧5区=と、元知事で自民党の現職泉田裕彦氏(61)=比例北陸信越=に加え、長く旧2区を地盤とした自民党の現職鷲尾英一郎氏(47)=比例北陸信越=も名乗りを上げる。今秋の自民総裁選後の解散・総選挙の可能性が取り沙汰される中、昨年来続く三つどもえの前哨戦が一層熱を帯びている。...
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