左から、西村智奈美氏、塚田一郎氏、石崎徹氏、中村岳夫氏

 岸田文雄首相の自民党総裁選への不出馬表明を受け、総裁選後の早期に衆院解散・総選挙が行われるとの観測が強まっている。迫る決戦に向け、新潟県内でも候補予定者の動きが活発化している。政局の夏を追った。

 新潟市の中央、東、江南の各区と佐渡市で構成する衆院新・新潟1区新潟市中央区、新潟市東区、新潟市江南区、佐渡市には、旧1区に出馬した立憲民主党の現職西村智奈美氏(57)=旧1区=、自民党の現職塚田一郎氏(60)=比例北陸信越=、日本維新の会の元職石崎徹氏(40)の3氏が再び相まみえる。共産党の新人中村岳夫氏(49)も名乗りを上げ、混戦模様だ。野党の3氏が自民派閥の裏金事件を受けて政治の刷新を訴え、無党派層の票の争奪戦が展開されている。...

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