
新潟盲学校で記念撮影する石浦智美(中央)と渡邉柚来さん(右)ら=2021年10月、新潟市中央区
パリ・パラリンピックに新潟県勢で唯一、上越市出身で競泳女子(視覚障害S11)の石浦智美(36)=伊藤忠丸紅鉄鋼=が出場する。最初のレースは8月31日、最も得意とする50メートル自由形でメダルに挑む。石浦を目標にする後輩や中学時代の恩師は「全力を発揮して、心残りのない泳ぎを見せてほしい」とエールを送る。
石浦は上越市立北諏訪小学校で競泳を始めた。県立新潟盲学校(現新潟よつば学園=新潟市東区=)の中学部を経て、視覚障害水泳の強豪である筑波大付属視覚特別支援学校(東京)に進学。パラ五輪初出場となった前回の2021年東京大会では、出場した全3種目で入賞し、パリでは念願の表彰台を狙う。
石浦を「憧れの...
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