第四北越銀行(新潟市中央区)は、「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」が世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。に登録されたことを記念し、新潟県佐渡市を寄付先とする事業者向けの寄付型融資と、寄付型私募債の取り扱いを始めた。期間はいずれも2025年3月31日まで。寄付金は維持管理や環境保全などに使われる。

 融資は「地域脱炭素貢献ローン『Biz-Ecology』〈佐渡島の金山〉」。法人や個人事業主が対象で、実行額の0・05%に当たる金額を佐渡市に寄付する。私募債は「世界文化遺産登録記念『佐渡島の金山』私募債〈SDGs私募債〉」で、発行手数料の一部を佐渡市に贈る。

 佐渡市は、佐渡金銀山遺跡の保存や、周辺環境の保全、文化的景観の保護に寄付金...

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