障害のある人の雇用について考えようと、BYSNを視察する教育関係者=三条市須頃2
障害のある人の雇用について考えようと、BYSNを視察する教育関係者=三条市須頃2

 障害のある人がコーヒー豆の焙煎(ばいせん)の仕事を担っている新潟県三条市須頃2の「BYSN(バイセン)」を、三条市、加茂市、見附市、田上町の教育関係者らが視察した。特別支援教育の現場で、就労を見据えてどのような教育をすべきかなどを、障害者雇用の現場を通じて探った。

 BYSNは、障害者雇用に関連したサービスを提供する企業「スタートライン」(東京)が2年前に開設した。約100人が就労し、割れや欠けのある豆を取り除いたり、各種の焙煎方法を指示できるプロ仕様の装置を使ったりして仕事をしている。

 スタートラインは就労の場を提供し、雇用は他の企業が行う方式を取り入れている。全国の企業がBYSNを雇用の場...

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