光の演出で金山周辺を彩ったナイトツアー=9月1日、佐渡市相川地区
光の演出で金山周辺を彩ったナイトツアー=9月1日、佐渡市相川地区

 世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。に登録された新潟県の「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」を代表する観光施設「史跡佐渡金山」(佐渡市下相川)周辺で9月1日、ライトアップやプロジェクションマッピングを楽しむ期間限定の「佐渡金山ナイトツアー」が始まった。地面や岩肌に鉱脈や採掘作業をイメージした映像が映し出され、観光客らは歴史的な空間での神秘的な光の演出を堪能した。

 金山を活用した夜間のコンテンツを充実させ、宿泊やインバウンド(訪日客)の増加に...

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