
長崎の平和祈念式典に参加した中学生による報告会=妙高市役所
長崎市で営まれた原爆犠牲者慰霊平和祈念式典に、新潟県妙高市から派遣された中学生の報告会が市役所であった。生徒らは「原爆の悲劇について次の世代に語り継いでいく」と訴えた。
妙高市教育委員会は、平和教育の一環で毎年中学生を広島や長崎に派遣。2024年は8月8〜10日、9人が長崎市を訪れ、式典に参加したほか、被爆した人から講話を聞いたり、原爆資料館を見学したりした。
報告会は8月29日にあった。生徒らは、13歳の時に爆心地から1・3キロの地点で被爆した長崎市の被爆体験者(92)の講話を紹介。「一瞬で約7万人の命を奪った。爆風だけでなく目に見えない放射線の被害もあり恐ろしい」と語った。
妙高中3年の...
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