JAえちご中越の検査員によるコシヒカリの等級検査=9月9日、三条市
JAえちご中越の検査員によるコシヒカリの等級検査=9月9日、三条市

 新潟県内で主力品種のコシヒカリの収穫が始まり、JAえちご中越(長岡市)の「南低温倉庫」(三条市)で9月9日、コシの等級検査が行われた。この日検査した約4千キロは全て1等だった。2023年のコシは猛暑や渇水の影響でほとんどが2、3等米となり、幸先よいスタートに関係者から喜びの声が上がった。

 2023年は穂が栄養をため込む8月の「登熟期」に著しい高温となり、白未熟粒(しろみじゅくりゅう)が発生した。コシの1等米比率は4・7%(2024年3月末現在)で過去最低水準に落ち込んだ。

 JAえちご中越によると、8月は管内で2023年ほど高温にならず、夜間の気温も下がって登熟に必要な寒暖差があったことが、コ...

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