
「佐渡島の金山」の道遊の割戸
政府が世界文化遺産に推薦した「佐渡島(さど)の金山」について、自民党は8日、政務調査会の合同会議を党本部で開いた。外務省が、登録の可否を判断する国連科学教育文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会の委員国21カ国への働き掛け状況を説明し、「文化的価値は理解した」などの返答があったことを明らかにした。これまでに約半数の国から反応があり、現時点で否定的な意見はないという。
世界遺産委の委員国は日本を含めインドやイタリアなどで構成。外務省は現地の大使館などを通じ、各国政府に佐渡金山の文化的価値を説明している。
各国からは前向きな意見のほか「(ユネスコの諮問機関で現地調査をする)イコモスの審議結果を見ない...
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