新潟県新発田市が、新たなクマ対策に乗り出した。人工知能(AI)を使ったカメラを市内の川沿いに設置し、迅速なクマの発見につなげる。市内の小中学校では出前授業を実施する。9月はクマが冬眠準備のために餌を求めて活発に活動する時季だけに、市は注意と警戒を呼びかけている。
◆クマを識別、即座に通知・川沿いにAIカメラ
新発田市はAIを搭載したカメラでクマを識別し、リアルタイムに市の職員に通知することで被害防止に役立てる。住宅地などに出没する「アーバンベア」対策の一環で、市は「人の目だけでなく新しい技術を活用し、より迅速で的確な対応につなげたい」としている。

県の新事業で、2024年度から新発田市と南魚沼市で取り組む。新発田市の事業費は約240万円...
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