
模型を燃やして火災の特性を学んだ研修会=新潟市西蒲区前田
火災の広がり方を学んで実際の消火活動に生かそうと、新潟市西蒲区の西蒲消防署は模型を使った燃焼実験の研修会を開いた。西蒲消防の職員約40人が、煙や炎を制御しながら消火する手順を確認した。
西蒲消防署によると、新潟市内の火災件数(9月3日現在)は2023年同日比17件減の105件。火災警報器の普及などを背景に近年は減少傾向が続いている。9月4日に開かれた研修会は、現場で活動する機会が減る中、若手隊員にも火災の特性を知ってもらおうと企画した。
燃焼実験では、一般住宅に見立てて職員が手作りした木製の模型を使用。四つに区切られた部屋の一つに着火し、どの窓を開放すると煙の流れ方が変わるかを確認した。予防...
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