北陸地方整備局が大規模地震を想定して行った防災訓練=2024年9月3日、新潟市中央区
北陸地方整備局が大規模地震を想定して行った防災訓練=2024年9月3日、新潟市中央区

 国土交通省北陸地方整備局(新潟市中央区)は9月3日、大規模地震を想定した防災訓練を行った。最新技術を活用したほか、1月の能登半島地震で得た教訓から、主要ルートが使えなくなった状況を想定した通信の確保や支援物資の輸送方法などを確認した。

 訓練は、1日の「防災の日」に合わせ、毎年この時期に行っている。2024年は、越佐海峡で地震が発生し、新潟市で震度7、長岡市や佐渡市などで6強を観測したとの想定で実施。管内28の事務所を含む職員約1500人が参加した。

 衛星回線を使い、走行しながら映像をリアルタイムで配信できる車「カーサット」を初めて訓練で使用。実際に新潟市内を走らせ、担当者が「がれきやガラスが...

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