新潟地裁
新潟地裁

 和歌山市で1998年に4人が死亡した毒物カレー事件を巡るインターネット記事で名誉を傷つけられたとして、殺人罪などで死刑が確定した林真須美死刑囚が、新潟青陵大大学院の碓井真史教授に200万円の損害賠償と記事の削除を求めた訴訟の第1回口頭弁論が9月13日、新潟地裁(坂本浩志裁判長)で開かれた。碓井教授側は請求棄却を求める答弁書を提出し、争う姿勢を示した。

 訴状によると、碓井教授は2013年7月、インターネットのニュースサイトに林死刑囚と毒物カレー事件に関する記事を掲載。林死刑囚は、自身や家族が碓井教授から取材を受けておらず、事実無根の記事を無断...

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