相模女子大の学生や地元住民が優美な舞を披露した夜能=佐渡市羽茂本郷
相模女子大の学生や地元住民が優美な舞を披露した夜能=佐渡市羽茂本郷

 新潟県佐渡市羽茂本郷の草苅神社で伝統の乙祭(おとまつり)が開かれ、虫の音が響く屋外の舞台で夜能が披露された。相模女子大(神奈川県相模原市)の学生も出演し、重ねた稽古の成果を発揮した。

 乙祭は草苅神社の秋祭り。収穫期を前に、毎年9月7日に行われている。相模女子大では毎年夏、能楽サークルの希望者らが羽茂地区で合宿を開いており、2024年は4人の学生が参加。9月4日に来島し、地元の愛好会「羽茂昭諷会(しょうふうかい)​」から手ほどきを受けてきた。

 学生は9月7日、演目の一部を面などを着けずに演じる仕舞に出演し、磨き上げた所作で優美に舞った。会場ではほかに、羽茂昭諷会のメンバーらが、桜を楽しむ神職の...

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