
新潟県病院局は9月18日、県庁で有識者らによる県立病院経営委員会を開き、危機的な赤字を抱える県立病院の経営改革の取り組み方針を報告した。遅くとも2025年度末までに各病院の縮小も含めた機能や規模の適正化に向けた具体的な方針を決めるとし、25年4月、リウマチセンター(新発田市)の病床を減らした上で新発田病院に統合、坂町病院(村上市)の病床と病棟を削減することを正式に示した。他の病院でも、これまで以上に踏み込んだ見直しを検討していくとした。
県立病院は24年度当初予算で過去最大の43億円の赤字が見込まれ、改革を進めなければ25年度末にも運転資金に当たる内部留保資金が枯渇する恐れがある。県は5月、...
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